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積水化学マルリノのグッドリノベーションストーリー。ご夫婦・セカンドライフ・2LDK。「夫婦の想いが交差する。正直リノベーション」のリノベーションストーリーをお届けします。

今まで気づかなかった、
「クオリティ・オブ・ライフ」を
知る。

 新しい暮らしの喜びは、もちろんご主人にももたらされました。ですが、最初から気に入った・・・というわけではなかったよう。

「私はたぶん、まだ新しくなった家のハードルを越えていないんでしょうね。これから越えるところです。リノベーション直後は、自分の家だって思えなかったんですよ。これどこの家だ?って思いながら家に入りました(笑)。快適さが身体になじんでいなかった。でも、やっぱり人間ってのは、なれるものですね。快適さがじわじわわかってきて、だんだん、家に帰るとほっとするようになりました」
例えばそれは、足を伸ばして新品のバスタブにつかったとき。絶対に残したいと切望した和室で、い草の匂いを感じながら床につくとき。「こういう目に見えない、クオリティ・オブ・ライフって部分は、確かに認めざるを得ない。感覚的に、体温的にね」と、ご主人は快適さが徐々に身体になじんできていることを実感します。

「だから今となっては、リノベーションをやるなら早めがいいぞって友達にも勧めているのですよ。不満を抱えながらずるずる住んでいると、新しくていい環境で暮らせる時間がそれだけ短くなるわけです。我々の年齢になるとね、こうやってどうしようかなって迷っている人がいっぱいいる。だからそういう人たちに、言いたいのですよ。暮らしにくさを我慢して過ごすのじゃなくて、早くリノベーションしたほうが絶対にいいって」

こうして実現された、ふたりのグッドリノベーション。当初の気持ちのすれ違いや、中断するトラブルに見舞われつつも、最終的には住み慣れた街とマンションで、新しい快適を手に入れることに成功しました。ふたりにとってのクオリティ・オブ・ライフ。それは、ご馳走を食べるとか、高級品を買うとか、そういう贅沢ではありませんでした。快適なわが家で、少しでも長い時間を過ごす。それだけのシンプルなことだったのです。

「引っ越さないでリノベーションして、いろんな意味でいい買い物になりました」

「ここにずっといるのは決まったからな」

「そう、決めたの。今さらですけど、ね(笑)」

実現された快適なわが家