- HOME
- なるほど工事レポート
- Vol.4「床」編
- サイトマップ
リノベーションで遮音性能が実現できる床施工
マルリノのリノベーション工事はVol.3の「給排水管工事」と並行して「床工事」が行われます。
国土交通省が発表した平成25年度マンション総合調査結果報告書によると、居住者間のマナーをめぐるトラブルのTOP3に生活音が入っています。
管理規約で遮音性能について定めているマンションもあるほど、遮音の配慮が必要であり、特に下階への騒音や苦情が出ないようにすることが重要です。
▼国土交通省「平成25年度マンション総合調査からみたマンションの居住と管理の状況」
http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/torikumi/tenpu/so-11.pdf
マルリノでは、建物構造と遮音性能の自社実験によるノウハウより、天然素材の無垢フローリング材との組み合わせで、新築同等の遮音性能が実現できる工法を標準とし、騒音に対する配慮をしています。

二重床システムを採用
写真は床工事前のコンクリートスラブの状況です。コンクリートの表面が凸凹しているのが見えますか?
このような状況でもマルリノの二重床システムは下地処理をする必要無く、二重床を施工することができます。
マルリノの二重床システムは、床スラブと二重床の間に給排水管を設置する空間があります。その空間によって無圧力で自然流下の排水勾配(かたむき)を確保することができ、弊社給水ヘッダー工法との組み合わせにより、水まわり位置の変更が可能となります。


この現場は階下が駐車場のため、床にも断熱工事をしています。階下が住戸の場合は床の断熱をする必要はありませんが、二重床の支持脚は床の断熱材を切り欠いて設置していますので、後から写真のように断熱材を充填し気密処理をしています。

床下地工事が完了しました。この上に無垢床を施工して床を仕上げます。
マルリノの二重床システムによりフラットな床で段差の少ない暮らしが実現されます。
新築マンションと同等の遮音性をリノベーションで実現
マルリノの床遮音性能は、公的試験機関の試験室で実際にコンクリートスラブの上に二重床システムを無垢フローリング材との組み合わせで施工した上で、タッピングマシーンという機械を使って衝撃音を発生させ、コンクリートスラブの下でどれだけ軽減されているのかを計測することで性能を確認しています。
その為、建物の構造(床スラブ厚)に応じた床施工が可能で、現在の一般的な新築マンションと同等の遮音性が可能となります。
マルリノは床工事にも安心して暮らせる施工と品質をお届けします。

